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活動記録

地域の農業を守れ!〜矢代川水系での新たな水源創出を〜

令和5年の夏は、高温と少雨による「渇水の夏」でした。水稲の立ち枯れや水田のひび割れなどが全県で発生し、収穫量の減少や品質の低下は農業経営に多大な影響を与えています。中でも上越地方の被害は大きく、県内の他の地域と比べると厳しい結果が数字に現れています。
地域の農業を守るため、新たな水資源を創り出すため、新たな団体が設立されました。

<地域別収量と作況指数>(北陸農政局「令和5年産水稲の作付面積及び10月25日現在の予想収穫量(北陸)」令和5年11月10日公表より引用)

  • 上越地域 10a当たり収量:480kg 作況指数:93
  • 新潟県平均 10a当たり収量:511kg 作況指数:95
  • 下越地域 10a当たり収量:526kg 作況指数:95
  • 中越地域 10a当たり収量:501kg 作況指数:96
  • 佐渡地域 10a当たり収量:510kg 作況指数:99

そんな現状を変えて行こうと、良質米の産地で知られる妙高市矢代川流域の農業者が立ち上がりました。異常気象や異常渇水に対応した「新たな水資源の創出」を目指し、流域関係者で「矢代川渇水対策協議会(会長:安原源司/矢代区長会会長)」が設立され、12月17日に設立総会が開催されました。

新たな水源はダム、ため池、圃場ため池、深井戸の開発、既存消雪用深井戸の活用などを想定。私は顧問の一員として、地域の願いを関係各所に繋げて参ります。